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困りごとに焦点をあてる

精神科の外来で「自分は発達障害ではないか」と検査を希望する方が
少なくないそうです。発達障害と言っても、その状態や状況は千差万別
です。一概に「発達障害だからこうである」と断定はできません。

 

医療的な観点では「脳の特性による偏りが著しく、できることできない
ことの差が激しいために、日常生活で困りごとが生じている」状態を指し
ます。

 

診断を「困難が生じているので、医療的にサポートをしていきましょう」と
いうニュアンスで捉えるのが良いでしょう。しかし、頭では理解できても
「発達障害です」と診断されるとショックを受けるのは、当然の反応です。

 


しかし、時間が経つにつれて心境が変化したり、自分なりに調べることで

自分の中で事実を咀嚼していくものです。この心の変化も、大切な治療
過程の一部です。

 

もし、診断を受け入れられず悩んだ場合は、改めて主治医から説明して
もらうのが良いでしょう。客観的な意見を聞くことで、冷静に受け止め
やすくなることもあります。

 

大切なのは、病名やレッテルにこだわることではありません。「何に困っ
ているのか」「どうすればもっと楽に生きられるのか」とうい具体的な部分です。

 

誰でも、できることとできないこと、困難なことがあります。その一要素が
たまたま「発達障害」という特性だったのです。診断されたということは、
裏を返せば「その困りごとに対する具体的なやり方やサポートが存在する。」
という前向きな側面でもあります。

 

病名にとらわれるのではなく、「あなたの困りごとをうまく解決する方法が
あるから、一緒にやっていこう」という観点で向き合っていくことが、何より
重要だと思うのです。

 


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