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トレーニング

会議を実りあるものにする

JoBridge飯田橋では、ビジネスの実践スキルにつながる
プログラムを提供しており、
その1つに「ファシリテーション」があります。
 
 
 
ファシリテーションとは、
ざっくり言うと会議の議事進行 ですが、
ただの司会ではなく、
参加者が意見を言いやすいよう場を活性化したり、
わかりにくい発言内容を言い換えたりと、
グループの合意形成を促進するための一連の行動をさします。
 

 
仕事の中で重視されるスキルの1つがファシリテーションです。
会議をうまく進行できれば、関係者から的確なサポートや
有効なアイデアもらえますし、認識の齟齬が生じにくく、
時間も節約できます。
 
 
 
そして、「あの人とは仕事がやりやすい」
という印象を持たれますので、ビジネスにおける
大きな武器となります。
 
 
 
当時、会社の上司や先輩の中には、
鮮やかなファシリテーションを展開する方々がいて、
その手腕を盗んだり、こっそりビジネス書を読んだりして、
自分が主催する会議に備えたものでした。
 
 
 
とはいえ、障害者の就労移行支援トレーニングにおいて、
このようなスキルが必要とは考えていませんでした。
しかし、利用者同士で話し合うという経験は重要なので、
その種のプログラムは多くあります。
 
 
 
その中で、いつまで経っても合意に至らないことや、
全く意見がでないこと、話の流れがあらぬ方向に
向かうことなどが多々ありました。 始めのうち、
そういう事が苦手な人が来るところだから
仕方がないと考えていました。
 
 
 
 
内容は
❶会議の基本知識   
 …アジェンダ、ゴール設定、開始・終了時のコメント
 
❷アイデアを出す方法   
 …ブレーンストーミング、ポストイットなど
 
❸アイデアをまとめる方法   
 …グルーピング、スコアリングなど
 
❹議事録の書き方
 
という構成です。 プログラムの中で、
疑似会議を行いながら、
「話し合って合意形成するとはどういうことか」を
体感的に学んでいきます。
 
 
 
全員がこのプログラムを経験することによって、
利用者同士の話し合いが円滑に進むようになりました。
また、相手の意見を尊重することと、
自分が反対意見を表明することは同時に成立し、
相手を攻撃することにはならないという共通理解が生まれ、
日常的なコミュニケーションにおいても
率直でアサーティブな表現が増えました。
 
 

こう書くと、何やら難しいことのように感じるかもしれませんが、
実際にはワイワイ楽しみながら、
好き勝手な意見を出し合って疑似会議をします。
 
 
 
こういうプログラムを通して、
利用者同士の相互理解やコミュニケーションが深まっていきます。
今後も、就職後に役立つ実践的なプログラムを
たくさん 提供していきます。
 
 


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