JoBridge飯田橋の渡部です。
給与明細を見たときに「意外と社会保険料って大きい金額が
引かれているなあ」と感じたことはありませんか。
社会保険はその仕組みから計算まで非常複雑なものですが、
「実 は知らないで損をしていた」なんてこともあるかもしれません。
そこで今回は、社会保険料の概要や社会保険料の種類についてお話します。
社会保険は、生活していく上で最も身近なものと深い関係があります。
労働者個人を守るために必要最低限の保障となるため、社会保険は
事業形態や会社の規模によってそれぞれ加入が義務づけられています。
社会保険は大きく分けて「健康保険」「介護保険」「厚生年金保険」
「雇用保険」「労災保険」の5種類があります。
その中でも、雇用保険・労災保険はまとめて「労働保険」と呼ばれます。
そして、会社勤めをしている方は、「健康保険」「厚生年金保険」
「介護保険」「雇用保険」にかかる社会保険料が毎月の給料から
引かれます。
それぞれいくら払うのかは決まった計算方法があり、日本年金機構などの
保険者が計算して納付額が企業側に通知されます。
労災保険料は全額企業負担のため給与天引きはありません。
雇用保険料は給与額面額に雇用保険料率を乗じて計算します。
一般事業では、その計算額の6/9が企業負担になります。
健康保険料、介護保険料(対象者40~64歳)、厚生年金保険料は
標準報酬月額に保険料率をかけた形で計算します。
その内、3つの保険料は半額を企業側が負担します。
例えば、月20万円の収入の人(一般事業・東京都)の場合、
約6.2万円が保険料金になり、自己負担は約3万円となります。
企業は半分も負担してくれることになり、もうひとつ企業に
負担してもらっている交通費を入れると月額4万円から5万円、
年間で48万円から60万円支払っていることを忘れてはいけません。
保険料は自分が怪我や病気、失業、退職、加齢等、生活が不安定に
なった時に自己負担を減らしたり、給付されたりする大切なもの
です。
この社会保障制度によって私たちは、安定した生活を守られているのです。
就職して給料をもらい保険料を払うということは、
自分の身を守ることにもなり、社会に貢献することにもつながるのです。
控除額が高いと思うことは仕方ないと思いますが、今一度、
社会保険を考え直してみてはいかがでしょうか?
自分とみんなの将来のためにも。
動いた分、新しい自分になる!
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