不安とは、実は「考えること」とイコールの関係にあります。
人間は何かを考え始めると、取り留めない思考になり、
様々な可能性を想像します。
その中に、ネガティブな要素も含まれており、一度ネガティブなことを
思いつくと、それを深堀してしまう習性があります。そのため、「考え
始めること」自体が、不安の根本原因になっていることが多いのです。
不安を減らしたい場合、「考えないようにする」ことが大切です。思慮深い
ことは良いことのように思えますが、過度に考え込むことで不安が増して
しまうこともあります。
有名なロダンの彫刻「考える人」をみると、あたかも悩んでいるようで、
とても幸せそうには見えません。それほど、人間にとって「考えること」
と「不安」は切り離せないものなのです。
もちろん、結果を出すために感が和えることは必要です。「こうしようか、
ああしようか」と前向きな決断をする時には、しっかり考えるべきです。
しかし、それ以外の場面では、無駄に考え込む必要はありません。
ポジティブなことを考えようとしても、考え始めるとネガティブな要素が
必ず混ざってしまうため、意識的にポジティブになろうとするのは難しい
のです。
考え過ぎを防ぐためには、「考えを打ち止めにする」習慣を身につける
ことが重要です。そのためには、行動することが効果的です。
考え過ぎてしまったときは、まず立ち上がることを意識してみましょう。
座り込んでいると、余計に思考が巡ってしまいます。立ち上がることで
自然と行動に移りやすく、「犬の散歩に行こう」「買い物に行こう」と
気持ちを切り替えられます。
「考えること」=「不安」と認識し、不必要に考え込む時間を減らすことが
大切です。
考え過ぎてしまうときは、まず立ち上がり、何かしらの行動を起こすことを
意識しましょう。それだけで、余計な思考を減らし、不安をコントロール
しやすくなるでしょう。
動いた分、新しい自分になる!
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