訪問

才能の開花

こんにちはJoBridge飯田橋です。

先日、職場体験実習の振り返りに行ってきました。
その企業では「評価会」と銘打って、
実習生の作業面、対人面などを分析していました。

 
今回、実習に臨んだJoBridge飯田橋の利用者さんは
無口で何の欲も希望ももっていないちょっと理解するのが
難しい広汎性発達障害の方でした。
 
 
 
今年の春、大学を卒業して、働いた経験もない
物静かで人の輪を乱すことのない、むしろ、周りをよく見ていて
困っている人を無意識に助ける不思議な方でした。
 
 
 
5日間、8:45~17:00という実習で、ほとんど立ち仕事の
倉庫内の検品作業。
意外とスピードと正確性を重要視され、共同作業もある。
 
 

 
実習に参加したAさんは、JoBridge飯田橋を利用開始した
当初はデータ分析・データ解析をしたいと親御さんからの
要望もあり、今回の実習内容は別次元であったため、
 
 
 
私は、一抹の不安を感じていた。
突然、実習が嫌になって、連絡もなしに引きこもるかもしれない。
「こんなんじゃなかった!」と言って切れられるのではないか?と
 
 
 
しかし、そんな心配は、無駄であった。
企業の実習担当者からのコメントは、こうであった。
 
 
 
自頭が良く、口頭指示をメモも取らずにしっかり理解し
直ぐに実行していた。
作業もスピード感をもって正確に行っていた。
 
 
 
喋ることはないが、常に周りを見て他者を気遣い、
現場が円滑に稼働するように配慮していたと。
 
 
 
特に英数字の型番の照合においては、
精密にエラーを抜き出す能力があり、
広い倉庫内で物品を探し出す能力がたけていた。
 
 
 
実習担当者曰く、
「ビックデータ解析とか得意かも?」
「介護業界で人を助けることにやりがいを感じるかも」と
 
 
 
私は、Aさんの才能が開花した実習になったと感じた。
それは受け入れしてくれた企業の体制も大いにあるが、
ただ、本人の希望ばかり聞いていても始まらないと。
 
 
 
働くことの経験のない学校を卒業したばかりの人にとって
職場体験実習は、「自分の潜在能力を開花させる場である」
と私は感じてやまない。


動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~

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