訪問

ハローワークに期待すること

JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
先日、大学4年生と一緒にハローワークに
行ってきました。

 
中々、内定が決まらず、新卒応援ハローワークの
求人数も今年に入って新規案件はない(東京都)。
 
 
 
一般のハローワーク案件は東京都で1月4日だけでも
フルタイム・パートタイム合わせて100件あった。
 
 
 
そのため、所轄のハローワークに相談にいった
はずだったが、そこでは厳しい現実を突きつけられた。


  
 
 
それは、所轄のハローワークは学生向けではなく
一般向けの求人紹介であるのが前提である。
 
 
 
また、雇用指導官が持っている所謂、非公開案件も
その所轄の中でしか動かない。
そのため、ニーズに合うものを探すのは大変である。
 
 
 
そして、雇用指導官は、法定雇用率を下回っている
企業に対してすべてに指導を入れてないのである。
 
 
 
特に大学生の新卒に対しては、
「社会人経験がないので、正社員は難しい。」
パートタイムの有期雇用で、働くことを進められる。
 
 
 
私は愕然とした。
働いたことのない人には、
“非正規雇用”からスタートさせる。
 
 
 
確かに理に適っている話だが、
有期雇用・非正規雇用で社会に出ろとは
あまりにも酷である。
 
 
 
大学生にしてみれば、一般の大学生は
正社員で入社しているのに、障害者は非正規雇用。
なんて、未来が暗いんだろうと感じてしまう。
 
 
 
大学生の障害の有無に関係なくほとんどの学生は
仕事といってもアルバイトしかしていない。
 
 
 
なのに障害者は「非正規雇用で有期雇用で働いてから
正社員を狙ったら?」とは寂しいことである。
 
 
 
そして、追い打ちをかけるように
「障害を持つ大学生なら資格の一つでも持ってないと。」
とか
 
 
 
「障害を持つ大学生より特別支援学校の生徒の方が
真面目に働く。」とか
言われたときには、悲しみと怒りでパニックになった。
 
 
 
心無い人はどこにでもいる。
しかし、民衆が働くことに対して、
希望を抱かせないのは良くないと思った。
 
 
 
何のために働くのか?
 
 
 
それが分からなくても働きたいという気持ちを
持っている人に働く機会を与えるのが
労働局の使命ではないだろうか?
 
 
 
大学生は正社員で働く前に
パートタイムで働きなさい。
とは職業選択の自由がないのと同然である。
 
 
 
逆にハローワークは、雇用する企業に対しても
大学生は育てがいがある。将来の戦力。
会社にとっての未来への投資と思わせて欲しい。
 
 
 
人間として未熟なのはまだ、社会に出ていない
からであって、チャンスがあれば大学生は
吸収していき自分の力にしていける。
 
 
 
だから、雇用指導官には、
もっと広い気持ちをもって
もっと視野を広げて、働いて欲しい。
 
 
 
明るい日本の未来を築くためにも。


  

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