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職場実習の大切さ

当事業所では、
訓練期でメンタルトレーニングやコミュニケーション
能力を鍛えたら、自己理解を深めて、就活に向けて
職場体験実習に臨みます。
 
 
 
以前はその時期だけをひとくくりにして“実習期”と
いう名前を設けて1ステージにしていましたが、
実際、実習期に居ても体調を崩して、訓練期に
舞い戻る利用者さんもいます。
 
 
 
実習先が気に入り、企業の方からもお声を頂き、
そのまま、就職してしまう利用さんもいます。
そのため、今では、訓練期以上、就活期以下として
ステージを設けず実習行ってもらっています。

 
先日、3名の利用者さんと一緒に会社説明会に
行きました。その企業は、実習を行ってから
採用面接をするところでした。
 
 
 
Aさんは、週20時間しか医師の許可を
もらっていませんでした。
その企業は、フルタイムできる人材を要望していた
ため、Aさんがフルタイムの体力がつくまで
待つことになりました。
 
 
 
Bさんは、まだ手帳を取得できていないが、就職する
意欲があるため、実習を希望しました。
Cさんは、何も問題ないので実習を希望したのですが、
翌日、疲れがドッと出てしまい休んでしまいました。
 
 
 
皆、それぞれの問題を抱えながら実習を行おうと
しています。決して、すべての問題が解決してから
実習をするものではないと私は思います。
 
 
 
実習をする中で、出来た成功体験を得られたり、
問題点、課題点が見つかり、それを解決させる
ための対策を考え実施していくことが大切です。
時には、過去のトラウマが出てしまったり、
病状が悪化するときもあります。
 
 
 
それは決して、訓練期にメンタルコントロールが
ちゃんとできていないわけではありません。
実習は、現実社会に即した訓練の場であるから
“実習”という大きな負荷がかかるのです。
逆に実習は、自分を鍛える時期なのです。
 
 
 
皆さんも実習は怖くはありません。できないのでは
という不安を持つことも必要ないです。
就職したいという意欲さえあれば、
どんどん挑戦してください。
 
 
 
不安や焦りにさいなまれそうになった時には、
支援員が必ず応援し、解決策を探します。
 
 
 


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