話したいこと

うつと栄養・その①

うつの主な要因として、精神的ストレスがあげられます。
そのため、うつは心の不調と言われています。
しかし、同じストレスを受けても落ち込む人とそうでない人がいます。
 
 
 
それは、なぜでしょう?
ストレスをコントロールしているのは、脳の問題と言われています。
 

 
脳内では、神経伝達物質がさまざまな情報伝達の役割を
担っており、それらの神経伝達物質を体内で作るためには、
さまざまな栄養素が必要となります。
 
 

 
近年の研究では、栄養のバランス異常がうつのリスクと関連することや
うつの人で不足している栄養素がいくつかあきらかになっており、
従来の治療に加えて、栄養状態を知ることが治療に役立つと
考えられ始めています。
 
 
 
実際に近年のうつ病増加の背景には“隠れストレス”が
存在していると考えられます。
 
 
 
隠れストレスとは、飽食や食の西洋化、車社会による運動不足、
生活の夜型化による覚醒リズムの乱れ、
ゲームやネットなどバーチャルリアリティへの依存など、
文明化が生み出したストレスです。
 
 
 
睡眠不足が朝食の欠食や運動不足を招き、
ゲームやネットへの没頭でますます夜型化が進行するなど、
これらのストレスは絡み合って悪循環を作り出します。
 
 
 
逆にみると、うつ病を防ぐには、生活リズムを整えることが
大切であることがわかります。
 
 
 
食生活の乱れは、栄養摂取の乱れに繋がり、
脳へ栄養素がいかなくなるとストレスを受けやすい
状態になるのです。
 
 
 
また、糖尿病などの生活習慣病とうつ病も相関関係があります。
 
 
 
うつは糖尿病や肥満、メタボリック症候群、脳血管障害や
心筋梗塞と互いに関係し、リスクを高め合うという報告が
数多く発表されています。
 
 
 
さらにうつの人は認知症にもなりやすいという報告もあります。
それだけ、うつにならないように栄養素を摂取していかないと
私は思います。

 


動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~

関連記事