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想うこと

ハローワーク利用で気になるところ

JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
今、大学に通いながらJoBridge飯田橋を
利用している大学4年生が数名いる。
 
 
 
中々、内定を頂けない状況が続いている。
それは、自己理解がなかなか進まないことも
あったが、それよりも他の要因がある。

それは、新卒障害者採用のハローワーク求人が
すくないことにある。
 
 
 
ハローワーク求人で新卒・障害者の東京の求人は
年間40~50件しかない。これは新卒健常者の求人が
3,000以上なのにも関わらず、少なすぎる。
 
 
 
そして、内定式が10月にあることから、
それ以降の新卒求人が出にくい。
 
 
 
そして、一般の障害者求人は、あくまでも
中途採用の求人なので、翌年の4月まで
入社を待ってもらうことが困難である。
 
 
 
では、10月以降はどうすればよいのか?
 
 
 
実は、1月から3月の一般・障害者求人は、
新卒でも応募することができる。
 
 
 
なぜならば、ハローワーク求人は、
基本3ヵ月の募集期間が設けられている。
そのため、4か月目に入社が多い。
 
 
 
つまり、1月に掲載された求人票ならば、
4月に入社できる。よって、新卒でも、大学を卒業した後になる。
 
 
 
しかし、ここで問題なのは、
10月から12月に就活をしている学生求人がないのである。
 
 
 
でも、就労移行支援事業所を利用できるのは
卒業見込みがでる4月以降になる。
 
 
 
そこから、メンタルトレーニングや自己理解を
していくと、長い学生で7月から9月くらいに就活の準備が整う。
となると、10月までに1ヵ月から3ヵ月くらいしか、就活できない。
 
 
 
また、学生は働くこと就職することの意味を知らない。
そのため、職場体験実習などを体験しないと
仕事することを実感できない。
 
 
 
なので、4月から訓練するのは、遅すぎる。
というのが、実際に大学生と接している私の考えである。
 
 
 
障害の度合いが軽い学生ならば、大学3年次から
インターンシップをして、働くことの心構えを出来る。
 
 
 
でも、本当に困っている学生は、勉強も上手く
出来ずに4年次でも単位取得のために授業に
出ており、インターンシップどころではない。
 
 
 
更に、自分一人で自己理解できることも
困難である。学校に就職課はあっても、
所詮、自力で越えなければならない。
 
 
 
それでは、卒業も就職もと、両方とも得ることが困難である。
といろいろ考えると未来ある障害学生の将来を
スムーズに進める体制が見つからないと私は痛感する。
 
 
 
世の中、もっと障害学生、特に発達障害に
悩んでいる学生を支援する制度を作ってもらいたいと私は懇願する。
 
 
 
日本の未来のためにも。
 

 
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