あなたは、毎朝どんな言葉で1日をスタートしていますか?
「遅刻しないようにしなきゃ」「またミスしないように」
「甘いものは食べちゃダメだ」。
そんな“~しない”という言葉で、無意識に自分を縛ってはいないでしょうか?
実は、こうした否定形の言葉は、脳にとって逆効果なのです。
ある書席で「脳は“否定形”を理解できず、
イメージされたことを実現しようとする性質がある」と書いてありました。
今回は、“脳の潜在意識を止めてしまう「否定語」の使い方”について、お話します。
否定形の言葉が「脳を止めてしまう」理由
「ピンクのウサギを想像しないでください」
……そう言われた瞬間、頭の中にピンクのウサギが出てきませんでしたか?
これは人間の脳が“否定形”を処理できないことを表しています。
「~しない」と考えると、脳はまず“している状態”をイメージし、
そこに意識を集中させてしまうのです。
たとえば、
「寝坊しないように」→ 脳は“寝坊している自分”を映像化
「甘いものを食べない」→ 脳は“ケーキやチョコ”のイメージでいっぱいに
この状態では、潜在意識が
「やらない」ではなく「やる方向」に動き出してしまいます。
では、成功者が絶対に使わない言葉とは何なのか?
それは、日常的に否定形の言葉を使っていることでした。
「失敗しないように」「忘れないように」「イライラしないように」……
それよりも、頭のいい人たちは「こうありたい自分」を肯定形で言葉にしています。
「今日は時間どおりにスタートしよう」
「穏やかに過ごそう」
「落ち着いて対応できる自分でいよう」
この違いが、脳の働きと行動に大きな差を生むのです。
脳はあなたが思っている以上に素直です。
とくに起きてすぐの時間は、潜在意識が開かれており、
言葉の影響を強く受けます。
ですから、朝の数分間に「今日の自分がどうありたいか」を、
否定形ではなく、肯定的・映像的に表現することがとても大切です。
たとえばこうです。
×「遅刻しない」 → ○「余裕を持って出発する」
×「怒らない」 → ○「笑顔で対応する」
×「食べ過ぎない」 → ○「満足感を感じて食事を終える」
この言葉の使い方ひとつで、あなたの1日、
ひいては人生の流れが変わっていくのです。
是非、試してください。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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