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上手な怒り方

先日「アンガーマネジメント」のプログラムを行いました。

怒りは人間にとって自然な感情のひとつで、怒りを無くす
ことはできません。怒りを無理に抑えようとしても、怒り
の感情が自分に向かうとうつ状態や頭痛などの身体症状と
なって現れ、周囲の人に不当にぶつけるとトラブルになっ
てしまいます。


「アンガーマネジメント」は、「怒らないようにする」こと

ではなく、「怒りとうまく付き合う」ことが目的です。

「〇〇は~であるべき」という自分が大切にしている価値観
が裏切られたとき、人は怒りを感じます。しかし、この「べき」
は、育ってきた家庭環境や経験によって人それぞれ異なります。

自分の「べき」(常識・願望・希望・欲望)を把握し、その
「べき」を緩める、手放せる「べき」は手放していくという
ことが、感情を上手にコントロールするために重要なのです。

たとえば、相手が約束の時間に遅れることに怒りを感じる人は、
自身の「時間は守るべき」という「べき」の許容範囲を以下の
3つのゾーンに分けて線引きしてみましょう。

・許せる=自分が信じている「べき」と全く同じ
・まあ許せる=自分の「べき」とは異なるが許容できる範囲
・許せない=自分の「べき」とは大きく異なる上に、受け入れられ
      ない、許容できない範囲

約束した時間に5分遅れは「許せる」、15分遅れは「まあ許せる」、
30分遅れは「許せない」、というように自身の「べきの境界線」を
明確にします。「まあ許せる」までのゾーンは怒る必要のないこと、
「許せない」ゾーンに入ったことは怒る必要のあることになります。
ただし、交通渋滞や電車遅延など、相手もどうしようもない事情が
あった場合は、「まあ許せる」の範囲は少し広がるかもしれません。

また、「重要度」と「コントロール」の2つの軸で考えることも
大切です。怒りを感じたらその対象は「自分の力で変えられるか、
変えられないか」を見極めて線引きします。次に「自分にとって、
それは重要なことか、重要でないか」を見極めて線引きします。

怒りを感じた時は、まず一呼吸おいてみて、「べきの境界線」と、
2つの軸を考え、本当に怒るべきものか見極めると、ストレスを
少し減らすことができそうです。


動いた分、新しい自分になる!

就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~

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