認知行動療法のプログラムの中で「ネガティブ本能」
について学びました。
ネガティブと聞くとマイナスの印象を受けますが、
そもそも人のこころは何かストレスを感じたときに
まず悪い可能性を考える傾向があります。「ネガティ
ブ本能」ともいわれている自己保存本能で、自分を
守るためにとても大切なこころの反応です。
例えば、夜に1人で部屋にいるときに突然外から音が
聞こえたとしたら、「泥棒?」と考えて身構えるのが
普通の反応で、これがネガティブ本能です。
その後外を確認して、何もなければ「風が吹いたの
かな」と思って少し安心し、本当に泥棒だったら、
警察に電話したり、知り合いに連絡するでしょう。
ところが、ストレスを感じている状態だと、状況を
確認して情報を集め、現実的な対処法を考えること
ができず、マイナスに考え過ぎてさらに悩むことに
なってしまいます。
そうした時にちょっと立ち止まり、極端に決めつけて
いないかどうか、自分の考えを振り返ってみる必要が
あります。
今、何が起きていて何をするとよいかを考える手助け
として「認知行動療法」は役立ちます。
今回のプログラムでは、モデルケースについて、自動
思考と適応的思考を書き出してみました。
次回からは、自分の体験を振り返って具体的に検討し
ていきます。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~