執着を手放すことについて考えてみたいと思います。
「執着を手放すと楽になる」という話を耳にしたことが
ある方もいると思いますが、改めてその意味を考えてみたい
と思います。
まず、「執着を手放す」ということは、それ自体が目的では
ありません。執着を手放したことによって、残るものが
大切なんです。
自分にとって本当に大事なものを見極め、優先順位をつける
ために執着を手放すということなんです。
人間は欲深いので、あれもこれも気になって執着しがちです。
ところが実際には、多くのことにこだわることはできません。
本当に大事なことだけを残して、それ以外は「どうでもいい」と
思い切って割り切る方が、結果的に物事がうまくいくことが
多いものです。
だからこそ、自分にとって何がいちばん大切なのかを意識することで
それ以外の些細なこだわりを手放すことが大切です。
些細なことに執着してストレスを抱えたり、余計な労力を費やしたり
するのは避けたいものです。
増やせるものと増やせないものがあるからです。
お金は増やせても、時間はどうやっても増やせません。与えられた
時間は誰にも平等に1日24時間ですよね。
その限られた時間で、あることを選べば別のことはできなくなりがち。
あれもこれも執着してしまうと、本当に大事なものに時間を割く余裕が
無くなってしまいます。
自分にとって取捨選択せず、目の前のことに追われているうちに
「自分にとってこれがいちばん大事だったのに、全然時間を使えて
いなかった」と気づくことになるのです。
なので「執着を手放す」というより「自分にとって何がいちばん
大切か」を考えることが重要です。いちばん大事なことに時間を
使うことを忘れないでください。
これが、執着を手放すことの本質です。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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