発達障害のある大学生が日常生活で直面する困難は多岐にわたります。
以下に、一般的な困難とその具体例を挙げます。
当事業所の学生も思い描いている事と行動がズレてしまい
思うように物事が進まず苦労をしていますが、ひとつひとつ
丁寧にじっくりと話して行動するように取り組んでおります。
■学業面での困難
時間管理と計画立て
課題の締め切りを守るのが難しい。
長期的なプロジェクトや試験の準備が計画通りに進まない。
集中力の維持
授業中に集中力が続かない。
周囲の音や動きに気を取られてしまう。
読解力と記憶力
教科書や資料を読むのに時間がかかる。
試験や授業内容を覚えておくのが難しい。
組織力と整理整頓
学習資料やノートを整理するのが苦手。
学習環境が整っていないと学習効率が下がる。
■社会的な困難
コミュニケーション
グループワークやプレゼンテーションでうまく意思疎通ができない。
社交的な場面での会話や適切な反応が難しい。
人間関係の構築と維持
友人関係を築くのが難しい。
他人の感情や意図を理解するのが難しいため、誤解が生じやすい。
環境の変化への適応
新しい環境や状況に適応するのに時間がかかる。
予定外の変更や予期しない出来事に対応するのが苦手。
日常生活での困難
自己管理
食事、睡眠、運動などの健康管理がうまくできない。
ストレス管理が難しく、過度のストレスに晒されやすい。
経済管理
金銭管理が難しく、支出をコントロールするのが苦手。
予算を立てたり、支払い期限を守るのが難しい。
生活スキル
日常の家事(洗濯、掃除、料理など)をうまくこなせない。
公共交通機関の利用や買い物など、基本的な生活スキルに困難を感じる。
支援の必要性と対応策
発達障害のある大学生がこれらの困難を克服するためには、
以下のような支援が有効です。
大学の支援サービス
障害学生支援センターを利用し、必要な配慮や支援を受ける。
学習支援やカウンセリングサービスを活用する。
技術的支援
タイムマネジメントアプリやメモリーマネジメントツールを利用する。
ノートテイキングソフトや音声認識ソフトなどの学習支援ツールを活用する。
コミュニケーション支援
コミュニケーションスキルのトレーニングを受ける。
ピアサポートやメンター制度を利用して、人間関係を築く支援を受ける。
自己管理のサポート
健康管理やストレス管理のための指導を受ける。
ライフスキルトレーニングを通じて、日常生活のスキルを向上させる。
発達障害のある大学生が日常生活で直面する困難は多様であり、
個々のニーズに応じた支援が求められます。
大学や周囲の理解と協力が重要です。
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