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エンパワーメント❸

今回は、エンパワーメントがどうして広がったのかをお話します。
 
 
 
エンパワーメントの概念が広がった理由の一つに、
社会的立場の弱い人に対する支援・救済があります。
 
 
 
エンパワーメントは一人一人が権利を所有する意味であり、
弱い立場に置かれた人々が、「いてはならない」と
考えられているのです。
 
 
 
結果、社会福祉・介護・教育の場へと広がっていったとされています。
 

あわせて女性運動を中心とした社会運動の発生により、
急速に広がったと言われています。
 
 
 
また、他の理由としては、心理療法の発展も関係しています。
 
 
 
昔は、個人の感情や考え方よりも、
過去の無意識な情緒や環境に目が向けられていました。

 
 
 

しかし、時代の流れによって、

個人の言動や個性に着目した療法へと変わりました。
 
 
 
結果的にエンパワーメントの概念と結びついているため、
広く伝わっていったと思います。
 


そして今、エンパワーメントが注目されている理由の一つに、

企業全体の判断スピードと精度の向上があげられます。
 
 
 
現在は、AIの進化によって、
人間の判断を必要としない場面も増えてきました。
 
 
 
とはいえ、AIの判断がかならず良い結果をうむとは限りません。
人間ならではの感性と経験によって判断する場面が
必要になってくるのです。
 
 
 
かえってAIが中心となった現代だからこそ、
人間の判断が貴重となります。
 
 
 
また、今の人事問題を見ると上層部が人材難と言えるでしょう。
判断できるリーダーが少なければ、
現場で結論を出していかなければいけません。
 
 
 
結果的に現場の判断力が必要となるのです。
 
 
 
このような理由から、現在は現場(人)に判断を委ね、
全従業員の判断スピードと精度の向上を図っています。
 
 
 
そして、現在は優秀な人材を確保するのもむずかしいのが
現状です。売り手市場であるため、
ほとんどの企業は若くて優れたリーダーを獲得できません。
 
 
 
となれば、自社社員の育成へと舵を切るしかないのです。
若い社員へ積極的に裁量を持たせれば、
責任を感じて仕事に取り組みます。
 
 
 
自分の頭で考えて仕事をするため、
創造性をうみ出す効果もエンパワーメントは期待できます。
 
 
 
結果的に受けた指示の中で仕事をするよりも、
何倍も成長を実感できるでしょう。
 
 
 
そして、若くて優秀な人材が増えれば、
周囲の社員も刺激されてモチベーション高く働きます。
 
 
 
相乗効果がうまれ、企業全体が活性化するのです。
 
  
 
そうすると多くの企業が問題として抱えている
「高年齢化」「マンネリ化」「受け身体質化」などから
脱却できると言えるでしょう。
 
 
 
今は、以前まであった定年まで一つの会社で一生働き続ける
という概念は、薄くなっています。
 
 
 
現在は、「いかに自分のスキルや能力を発揮できるか」
「労働環境が整備されているか」
「自分に見合った給料なのか」などを基準に働く人が増えたため、
転職市場が活発化されているのです。
 
 
 
転職は悪とされていた時代は終わり、
転職によって人生を好転させる人も続出しています。
 
 
 
結果的に、多くの企業で中途人材を採用する動きが高まっています。
そこで重要となるのが中途人材の早期適応化です。
 
  
 
入社後スピード感を持って仕事に取り組んでもらうためにも、
早い段階で環境に適応してもらう必要があるのです。
 
 
 
本人のモチベーションを下げない意味合いもあります。
そのため、企業側はある程度の裁量を早めに持たせます。
 
 
 
権限委譲すれば吸収力を高められ、
周囲からの信頼を獲得できるからです。
結果、会社に馴染むスピードを早めることができます。

というようにエンパワーメントは、企業においての
人材育成の現場で広がっているのです。

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