通所を始めたての利用者から
「何か資格を取得した方がいいですか?」
に聞かれることがあります。
今回はこの障害者雇用における資格について
お伝えしたいと思います。
通所を始めたときから選考を見越して
有利になるための策を練ることは
とても素晴らしいことです。
ちなみに僕が思う資格取得のメリット
・取得できた場合、過程含めて自信になる
・企業へのアピール(仕事の幅や知識)
・時間を持てあまさず過ごせる
・就労後の賃金Upにつながる
デメリットは
・お金と時間がかかる
・取得できなかった場合自信を無くしやすい
・難関資格は過剰な期待につながる(こともある)
お金や時間はメンタルに直結しますし、
体力と自信をつけていくためにも
ここは慎重に話し合っていきたいところです。
「資格を取ろうかな」
と思ったら初めに考慮するポイントを書きます。
①方向性
自分の過去の経験や行動パターンから
得意不得意や価値観を見極めた上で
資格について調べていくのがよいでしょう。
方向性に関しては、
業界や職種の知識もある程度
勉強しなければいけません。
途中でやっぱり必要なかった。
となるとせっかく費やしたテキストや講座代金、
勉強した時間も無駄になってしまいます。
②緊急性
取りたい資格は求人必須要件でしょうか?
就労後に取得しても何ら問題がないのであれば、
急いでとる必要もないというのが僕の意見です。
方向性を決めた業界や職種の多くで
求められるのであればそれは取るべきでしょう。
経理職では簿記2~3級程度の知識を
掲げているところもありますね。
全く未知の専門領域の勉強を実務経験無しに
取り組み続けるのはなかなか苦しいです。
何より楽しくない。
実務経験を積んで仕事の場面を
イメージできるようになってから
資格勉強した方が楽しく簡単にできます。
③計画性
これは自己管理すべて含めての意味です。
資格の難易度はまちまちですが、
いきあたりばったりの感情で
取れるほど簡単なものではありません。
逆に誰もがすぐに取れる資格は
企業へのアピールになるとは
いいがたいですよね?
勉強時間が増えることで当然の自分の
可処分時間は減りますし睡眠を削ってしまっては
本末転倒です。
自分の健康にどれくらい影響があるのか
支援員とも話し合いましょう。
就労の土台ができあがって資格を取る方が
最短ルートかつリターンも大きくなります。
最後にスキル面に関して、
●級程度のPCスキルと書いてある場合
スキルシートと自分ができること
を照らし合わせてみましょう。
(ジョブリッジでもお渡しできます!)
記載以外に管理の都合上
よく使うExcel関数などは入社後に
教えてもらえるので安心してください。
やはりどの企業も口を揃えていうのは
・体調の安定
・自己理解
そしてその先にあるコミュニケーションです。
然るべき勤務態度で周りに貢献していれ
わからない専門的なことも
サポートしていただけることも事実なのです。
本人の意思を一番に尊重しながら
最適なプランを探し支援していきます。
動いた分、新しい自分になる!
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