うつの主な要因として、精神的ストレスがあげられます。
そのため、うつは心の不調と言われています。
しかし、同じストレスを受けても落ち込む人とそうでない人がいます。
それは、なぜでしょう?
ストレスをコントロールしているのは、脳の問題と言われています。
脳内では、神経伝達物質がさまざまな情報伝達の役割を
担っており、それらの神経伝達物質を体内で作るためには、
さまざまな栄養素が必要となります。
近年の研究では、栄養のバランス異常がうつのリスクと関連することや
うつの人で不足している栄養素がいくつかあきらかになっており、
従来の治療に加えて、栄養状態を知ることが治療に役立つと
考えられ始めています。
実際に近年のうつ病増加の背景には“隠れストレス”が
存在していると考えられます。
隠れストレスとは、飽食や食の西洋化、車社会による運動不足、
生活の夜型化による覚醒リズムの乱れ、
ゲームやネットなどバーチャルリアリティへの依存など、
文明化が生み出したストレスです。
睡眠不足が朝食の欠食や運動不足を招き、
ゲームやネットへの没頭でますます夜型化が進行するなど、
これらのストレスは絡み合って悪循環を作り出します。
逆にみると、うつ病を防ぐには、生活リズムを整えることが
大切であることがわかります。
食生活の乱れは、栄養摂取の乱れに繋がり、
脳へ栄養素がいかなくなるとストレスを受けやすい
状態になるのです。
また、糖尿病などの生活習慣病とうつ病も相関関係があります。
うつは糖尿病や肥満、メタボリック症候群、脳血管障害や
心筋梗塞と互いに関係し、リスクを高め合うという報告が
数多く発表されています。
さらにうつの人は認知症にもなりやすいという報告もあります。
それだけ、うつにならないように栄養素を摂取していかないと
私は思います。
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