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メタ認知♪その①

「メタ認知」という言葉をごぞんじでしょうか?
 
 
 
近年、「メタ認知」が高い人は、人とコミュニケーションを
取ったり、仕事の進行や目標を定めたりといった能力に
優れているといわれています。
 
 
 
そんな有用な「メタ認知」を身に付けられたら
人生楽になると思いませんか?
 
 
 
今日は「メタ認知」ってなに?
を紹介したいと思います。
まず始めに語句の意味
 
 
 
メタ認知(metacognition メタコグニション)は、
メタ(meta 高次)+認知(cognition認識、認知、知識)の
組み合わせからできた“高次の認識”という意味です。


 
 
自分自身の知覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などを
通して、自分自身の内側および外側の様子を感じとること)
および読む、書く、話す、記憶する、思い出す、理解する、
 
 
 
知識を得る、推測する、行動する、考える、などにおいて、
感情をともなった思い込みではなく、客観的かつ冷静に
判断できる状態のことをいいます。
 
 
 
メタ認知の定義は、「認知していることを認知すること」です。
つまり、人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでの
すべてのことを、自分自身で把握する、ということです。
 
 
 
たとえば、自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の
自分が冷静に見ているように感じた経験はないでしょうか。
 
 
 
こうした自分が能動的に行っている言動について、
もう一人の自分が客観的な立場から、その言動を調整したり
調和したりする能力をもって、「メタ認知」と定義しているのです。
 
 
 
1976年、ジョン・H・フラベルがメタ認知の基本となる概念
「メタ記憶」を定義しました。
 
 
 
その後、A・L・ブラウンによって、「理解への理解」である
「メタ理解」や「注意を注意する」という「メタ注意」など、
「メタ」の概念についての研究が深まりました。
 
 
 
それに伴い、これらの「メタ」概念に共通する「メタ認知」
についての研究が発展し、広まっていったといわれています。
そして、つい最近まで一般的には知られていませんでした。
 
 
 
最近になって、教育関係や人材育成、経営などの業界で
重要な能力の一つとして注目されるようになったのです。
 
 
 
しかし、メタ認知の概念の起源をさかのぼると、
古代ギリシャの哲学者ソクラテスにたどり着くと
私は思います。
 
 
 
それは、あの有名な「無知の知」という考え方です。
「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、
私は何も知らないということを知っている。」
 
 
 
これは、自分が認知している内容を認知している、
つまり、自分自身を客観視できているからこそ生れる言葉
メタ認知ができているからこそ言える言葉と思うからです。
 

 
 
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