多くの人は、他者に優しくしたり尊重したりするよう、
子どものころから教えられてきたのではないでしょうか。
一方で、自分を労わり尊重することを教えられた経験がある人は、
意外と少ないかもしれません。すると、こんなことが起こるわけです。
他者が失敗したとき⇒その人を労わり元気づける
自分が失敗したとき⇒なんて自分はバカなんだ!と罵る
他者が評価されないとき⇒その人の価値を客観的にとらえて伝え、元気づける
自分が評価されないとき⇒客観性を失い「やっぱり自分はダメな人間。
どうせ何をやってもダメだ」などと決めつける
上記のような思考や行動はごく普通のことです。
とはいえ、こうして文字にしてみると、
いかに自分が自分自身に対して、辛辣なのかがよくわかります。
秩序を保って社会生活を送るには、
自分を厳しく律することが必要かもしれません。
しかし、それだけでは自分を否定することが常態化し、
少しずつでも確実に、自信を奪い取ってしまうのではないでしょうか。
自分の悪い面だけに注目してしまうと、
視野は狭くなり自己嫌悪に陥ってしまいます。
逆にほめられることが積み重なると、
何かに挑戦する力が育つそうです。
だからこそ、自分をほめてみるといいのだそうです。
自分をほめると自己肯定感や自尊感情が高まるそうです。
そうすると、自分のことも好きになれる。
しかし、あまり慣れていないので、
自分をどうほめていいのかよくわかりません。
では、どうすればよいのでしょうか。
それは、自分の悪い面ばかりに目を向けさせないために
自分のいい面を書き出すようにするのです。
まずは、小さなことから自分をほめる練習をしてみるのがいいです。
自信がない人、自分をほめることが苦手な人に対しては、
ほめる代わりにご褒美をあげるとよいでしょう。
たとえば「週に2回ジョギングしたらパフェを食べる」
「仕事が終わってから少しでも勉強できたら晩酌する」
といった具合です。
そうすることで、
自分は成し遂げたからご褒美をもらっているのだと感じ、
自分を誇らしく思えるのです。
また、日記にささやかな “できたこと” を書くのもいいそうです。
たとえば「今日も朝食を抜かずにしっかりと食べた」
「仕事の合間にきちんと休憩時間を入れた」
といった具合。どんなことでも、それが事実であることには変わりないので、
自己肯定感や自尊感情が高まっていくそうです。
是非とも、今日から自分にやさしく「小さなこと」「ささやかなこと」
「自分のいい面」「できたこと」「事実」を見つけてみたください。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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