正しいことを言っているはずなのに、なぜか人が離れていくのか?
会議でも家庭でも、「この人と話すと疲れる」と距離を置かれる。
論理的に話しているつもりなのに、気づけば孤立している。
そんな経験に心当たりがありませんか。
『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著)
では、「正しさ」が関係を壊す理由について書かれている。
会議で意見がぶつかったとき、つい相手を言い負かしたくなることがある。
「それは違う」「その前提がおかしい」。
正論を重ねて、相手を黙らせる。その場では勝った気がする。
でも、会議が終わった後、空気が悪くなったように感じてしまうことはないだろうか。
相談されなくなる。味方が減る。気づけば、孤立している。
安達氏は、その構造を明快に示している。
安達氏は、最初にここを切る。
「頭のいい人は、決して論破しようとしません。
議論はしても、勝ち負けにこだわらず、議論を前に進め、
仕事を進捗させることを意識します。
コンサルタントとしても、このように叩き込まれました。
人と闘うな、課題と闘え」(p.88)
論破は、その場では勝てる。
でも、関係が死ぬ。気づいたら孤立している。
相手の中に残るのが「納得」ではなく、
「負けた」「否定された」「もう話したくない」だからだ。
そして、安達氏は、こう結ぶ。

「頭のいい人は、議論の勝ち負けではなく、
議論の奥にある、本質的な課題を見極めようとします。
議論になるのは、その人の根底に何か想いがあるからです。
(中略)ちゃんと考えて話すというのは、“相手の言っていることから、
その奥に潜む想いを想像して話す”ということでもあります」(p.92-93)
言い返す前に、「この人は何を怖がっているのか」を想像する。
それだけで、会話は闘いから共同作業へ戻る。
「正しさ」を手放すと、楽になる
意見がぶつかったとき、「相手を論破すること」にエネルギーを使っていなかったか。
正しいことを言っているはずなのに関係が悪くなるとき、「人」と闘っていなかったか。
意見がぶつかった場面ほど、争点を「人」から「課題」に移す。
「正しさで勝つ」より「課題を前に進める」を目的に置き直すだけで、
関係は切れにくくなるだろう。

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