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HSPの4つの特徴

「HSP」は、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」
の頭文字をとったもので、生まれつき神経が細やかで感受性が強い性質を持った
人のことです。

「HSP」には感覚が過敏な特性が見られることから、
ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)などの
発達障害と誤解されることがあります。

「HSP」には、次のように特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」が
あるとされています。


・Depth of Processing/考え方が複雑で深く処理をする

その場の雰囲気や他人の雰囲気など、周囲の空気感を深く読んでしまうため、
気にしすぎて疲れてしまう。

・Overstimulation/過剰に刺激を受けやすく疲れやすい
外部からの刺激を過剰に受けやすく、
人混みや音、光、味、におい、気候の変化など、
五感で受ける刺激に対して敏感なため疲れやすい傾向にあります。

・Emotional response and empathy/感情の反応が強く共感力が強い
他人の感情の変化にも敏感で、他の人の感情を
まるで自分のことのように受け止めてしまうことがあります。

・Sensitivity to Subtleties/些細な刺激にすぐ気づく
HSPの方は、他人が気づかないような些細な刺激でも察知できる、
するどい感覚を持っていると言われています。

よく間違えられるのは、発達障害です。
では、HSPと発達障害の違いは何なのでしょうか。

「発達障害」は、生まれつき脳機能の発達の偏りがある障害です。
脳内での情報の伝わり方が一般の人とは異なるため
日常生活やコミュニケーションでさまざまな困難が生じます。

一方で、HSPは脳の機能に問題があるわけではありません。

感覚的な刺激に対して無意識に反応する脳の扁桃体という部位が、
過剰に働きすぎる状態であると言われています。
そのため、刺激に強く反応して疲れたり、不安や恐怖を感じることがあります。

HSPと発達障害は、どちらも感覚が過敏であるという
特性を持つことがあることから混同されることがあります。

しかし、HSPは生まれつきの気質や特性であり、
障害でも病気でもないため発達障害とは全く異なります。

正確な情報をえて、医師に診察してもらい、
自分がなんの病気なのかを確かめた方が良いです。



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