先日、定着面談に行ってきました。
その方は、今年の3月大学を卒業して、
初めての就労でした。
学生時代にアルバイトはしたものの、短期のピッキング作業だけで
倉庫内では、人と話すことなく、黙々と自分のペースで行えたものでした。
JoBridge飯田橋に通所していた時も希望の職種にこだわりすぎて、
実際には、実習もほとんど行っていない状態でした。
いくら、JoBridge飯田橋でメンタルトレーニングや
SST(ソーシャルスキルトレーニング)、PCトレーニングを行っていても
実際に働く現場では、通用しないとその方が身をもって証明していました。
その方は、入社1ヵ月目の定着面談で、企業側から
「こんなにPCスキルがないと思わなかった」「勤務態度が悪い」
「報連相がまったくできない」とひどく言われました。
そして、企業から「就労移行支援事業所はなにを教えてきたんですか?」と
言われる有様でした。
その言葉に私は、もっと職場体験実習をおこない働くとは何かを
その方に教えられなかったことを反省しました。
実際にその方は希望職種とは縁もゆかりもない職種で働いている。
通所時は、プログラマーを目指していたものの実際には人事労務事務。
畑違いの働き方になっていました。
勤務態度も学生気分が抜けずにいて、言葉使いも社会人らしくない。
企業からは、会社人として本当に働きたいのか?を問われる場面もありました。
これは、障害者雇用の問題ではなかった。
学生から社会人になるにあたり、インターンをしなかった方は
ほとんど、SSTができていないと思う。
私は感じた。
学生全員がインターンを受けられる環境・仕組みにしないと
入社してから個人と会社の双方が不幸になると。
やはり、就職は手に職を持っている人が得なのは一握りの仕事であって
大半は、コミュニケーション・マナーが大切であると。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行動支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~