ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴について、以下にまとめます。
ADHDは、個々の人によってその現れ方が異なることが多いですが、
一般的に見られる特徴を挙げてみます。
どんな人でも少なからずADHD特性の傾向があるかと思います。
この傾向が強く出ていると社会生活がスムーズに進みにくいということでしょうか
1. 注意の持続が難しい
ADHDの人々は、注意を持続することが難しいと感じることがあります。
特に、長時間集中を必要とするタスクや、興味がないと感じる活動においては、
集中力が散漫になりやすいです。また、細かい指示を覚えたり、
複数のタスクを整理して進めることが難しいことがあります。
2. 衝動的な行動
衝動的に行動することがあり、
計画や考えを深く練らずにすぐに行動に移すことが多いです。
これにより、結果を考えずにリスクのある行動を取ったり、
思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
また、他者の話を遮ったり、順番を待つのが難しい場合もあります。
3. 多動性
多動性は、特に子供に多く見られる特徴ですが、
大人でも多動的な傾向を示すことがあります。
これは、じっとしていることが苦手で、常に動いていたいという欲求から、
足を動かしたり、座っていることが難しいと感じる状態です。
このため、長時間の会議や授業などにおいて、落ち着かない状態になることがあります。
4. 組織化や計画が難しい
タスクの整理や計画立案が難しいことがあります。
スケジュール管理や、仕事や学業の優先順位をつけることが苦手で、
結果として締め切りを守るのが難しくなったり、
重要なタスクを後回しにしてしまうことがあります。
5. 忘れっぽさ
日常的なことを忘れやすいという特徴もあります。
これは、物を置いた場所を忘れる、約束を忘れる、
やるべきことを思い出せないなど、日常生活において影響を及ぼすことがあります。
6. 集中の極端さ
一方で、特定の興味を持ったことに対しては、
非常に強く集中できることがあります。
この「ハイパーフォーカス」と呼ばれる状態では、
周囲のことを忘れて一つの活動に没頭することができますが、
他のタスクや時間の感覚を失いやすいという側面もあります。
7. 感情のコントロールが難しい
感情のコントロールが難しく、怒りや不安、
興奮などの感情が過度に強く現れることがあります。
これにより、人間関係や仕事でのストレスが増加することがあります。
8. 課題達成への意欲
ADHDの人々は、困難に直面したときでも新しい方法を見つけたり、
課題を乗り越えるために意欲を持つことが多いです。
ただし、その過程でうまくいかない場合には、挫折感を感じやすいこともあります。
9. 社会的なやり取りの難しさ
衝動性や注意の散漫さから、会話中に相手の話を遮ったり、
適切なタイミングで反応するのが難しい場合があります。
このため、社会的なやり取りにおいて誤解を招いたり、
人間関係で挑戦を感じることがあるかもしれません。
ADHDの特徴は、人によって異なりますが、理解とサポートがあれば、
これらの特徴を効果的に管理し、自分らしい生活を送ることが可能です。
また、ADHDの人々は独自の視点やエネルギーを持ち、
それを強みとして活かすことができる可能性があります。
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