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エンパワーメント❻

今日は、企業にエンパワメントを導入するデメリットを
お話したいと思います。
 

 
1.組織の方向性とズレが生じる
 
 
 
エンパワーメントは従業員に権限を委譲する分、
組織の方向性とズレが生じる可能性もあります。
 
 
 
組織の方向性を理解した管理者が判断しているわけではないため、
当然と言えるかもしれません。
 
 
 
そのためにもエンパワーメントを導入する際は
ある程度基準を設ける必要があります。
細かなルールを決めておくとお互いの食い違いは防げるでしょう。
 
 
 
また、従業員へ決定権を持たせるには目的の説明も重要です。
漠然と権限を与えてしまうと悪用されるケースもあります。
明確な目的を説明した上で委譲していきましょう。

 
2.全ての社員に適したアプローチではない
 
 
 
エンパワーメントはすべての社員へ効果が発揮される
わけではありません。 
権限を委譲され、反対に萎縮してしまう可能性もあります。
 
 
 
とくに今まで受け身で仕事をしていた方や
リーダー経験が皆無の方は戸惑ってしまうかもしれません。
 
 
 
自分から積極的に行動したり、
周囲の従業員へ指示を出したりする習慣がないため、
権限を委譲しても効果が発揮されないのです。
 
 
 
そのためエンパワーメントを導入する場合は、
対象とする社員の選定を適切に行っていきましょう。
 
 
 
3.失敗による損失の可能性
 
 
 
エンパワーメントを導入しても、
すぐに結果としてあらわれる確率は低いです。
 
 
 
経験の浅い従業員へ権限を委譲するとなれば、
それだけ失敗がつきもの。
 
 
 
クレームが発生したり、売上損失したりする場合もあるでしょう。
エンパワーメントを導入する場合は覚悟も必要なのです。
そのため、管理者はあらかじめ失敗を想定しておくと良いでしょう。
 
 
 
実際に社員が順調に成長している企業は、フォローを大切にしています。
 
 
 
従業員はフォローされると前向きに立ち上がれるわけです。
結果、失敗を繰り返しながらも自主性が育っていきます。


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