最近、感情障害の方が多く見学に来られている。
見学会でその方の話を聞いてみると
いろんな生い立ちで、苦労されてきていることが
つくづくよくわかる。
そして、どうして感情障害になったのかという問いに対して
異口同音の回答が返ってくる。
それは、幼少期、家庭の愛情に包まれて
何不自由のない生活を送くっていて、
それなりに普通に幼稚園にも通っている。
それが小学校・中学時代に学業や部活動をはじめ、
人間関係や宿題、進路といった課題に直面し、
何とかして自分で乗り越えようと努力する。
若さゆえ、体力的には問題なく動ける、
親や周りの人からの期待にも応えようとし
自然と責任感も芽生えてきて、やる気に満ちている。
しかし、相談し解決するという経験が少ないため、
自分ではどうにもならないことに他者への苛立ちより
自分がなぜできないかを責めてしまい、落ち込む。
挙句の果てには、自分は無能だと卑下してしまう。
悶々とした日々が続き、不安と緊張と焦りが募り
最終的にはどうにもならず、誰にも相談でずになり
感情が爆発して、肉体と精神がばらばらに乖離した
状態になってしまう。
そして、統合失調症などの感情障害になっていく。
私は、この一連のながれをいろんな方から聞く。
みな、素直で思いやりがあり、真面目で努力家である。
そのため、上手くいかなかったことを自分のせいだと
その上手くいかない原因を外に求めず、内側(自分)を
責めていく。
このような方は、自分を許し、自分を褒めて、
誰かを頼り、成功体験を積んだことがない。
自分で目標などを決めて実行しても、
自分で評価してしまうので厳しく見てしまう。
出来ているのに「自分はダメだ」と思い込んでしまう。
だから、就労移行支援事業所など
自分を見てくれる人を傍に置き、
いろんな課題を一緒に乗り越えていくことが大事になる。
とにかく、悩みがあれば、自分一人で抱え込まないで
貰いたい。
だれかを頼ってみて欲しい。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~