我々は、自分が体験してきたことをもとに
ものごとを判断しています。
何事もゼロから判断するのではなく、
効率よく判断するための脳の省エネ機能なのです。
しかし、思い込みによる弊害もあります。
思い込みが強くなると、自分にも相手にも
厳しいレッテルを貼ってしまい、
かえって苦しんでいる人も多くいます。
今回は、苦しくなりやすい思い込みの種類を紹介し、
対処法を考えてみようと思います。
①ステレオタイプ
性別や属性、職業などに対する
偏見にもとづいた決めつけのことです。
男性だから、女性だから、と先入観で
判断してしまうことです。
②慈悲的差別
自分より立場が弱いと思う相手に対して、
先回りして配慮や気遣いをすることです。
障害のある人や、お年寄りは助けなくてはならない、
というような先入観による差別です。
相手の権利を奪いかねない行為になります。
③権威バイアス
上司や専門家などを権威のある人として支持し、
彼らの言動が絶対であると思い込むことです。
④確証バイアス
自分の信じる考えを支持する情報ばかり集めて、
反証する情報は無視する行為です。
広い視点で物事を捉えることができなくなり、
自分の意見を押し通してしまう傾向にあるでしょう。
⑤ハロー効果
好感を抱いた相手の言動をすべて肯定することです。
相手に依存してしまいやすくなります。
いかがでしょうか。
これらは、自身の体験から構築されることですし、
自分では自分の傾向は見えにくいものです。
しかし、思い込みが強くなってしまうと、
自分と異なる価値観の人を受け入れられなくなり
新しい考えを取り入れられなくなります。
受け入れづらい考えがあるのは皆さん同じです。
自分の先入観で物事を捉えていないか、
振り返ってみてくださいね。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
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