正しいことわざは「人の振り見て我が振り直せ」で、
誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
他人の行いの善悪を見て自分の行いを反省し改めよ
という意味で、反面教師という言葉も意味としては
近いかもしれません。
有名な言葉ではありますが、実際には「出来ていな
いな」と感じることが多いのも事実。他人の欠点は
気になってしまうけれど、自分のことを客観的に見
ることは案外難しく、「そういうあなたも、こういう
点は改善した方がいいよね」と言われてしまう欠点が
誰しも一つや二つあるのではないでしょうか。
脳の仕組みの話になりますが、脳にとっては想像した
ことが「自分のこと」か「他人のこと」かの違いを認
識できず、相手にとっての悪い部分だとしても「悪い部
分」と自覚すると、頭の中では自他共通のネガティブな
イメージを持ってしまうそうです。
その上で、それを“やらない”、“気をつける”というのは、
ネガティブなイメージを持つこと=苦痛を伴う作業に
なり、それを意識し続けることはストレスを感じ続け
ることになってしまうのです。
では、どうすればよいでしょうか。お勧めなのは、人の悪い
部分を見つけて、そこに気をつけるよりも、人の良い部分を
見つけて、それをマネしてしまうことです。
人の良い部分、見習いたい部分を見つけたら、その人の立ち
振る舞いや行動をマネしてみる。もちろん、実際にマネしな
くても頭の中で想像してみるだけでも効果があります。その
上で、実際の場面で再現するようにしてみます。
この繰り返しをすることで「人のふり見て我がふり直す」より
も圧倒的に自分の成長へ繋げることができるのです。今日から
は、「人の振り見て我が振りにする」を心がけてみませんか?
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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