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想うこと

卒業です

JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
桜も満開になり、卒業式が各地で行われている。
JoBridge飯田橋に通所している学生も
無事にみんな、大学を卒業している。
  

 
就職が決まり4月より入社するメンバー
今、職場体験をしており、選考途中のメンバー
学業が終わり、これから就活するメンバー
みな、それぞれの状況下で卒業式を迎えている。
親御さんはホットいと行きついている状態である。
 

 
私は始めて、大学4年生を面倒見て、1年間が
あっという間に終わってしまったと感じている。
 
 
 
最初、会ったときは、何もしゃべれず、疾病理解も
できておらず、親御さんがお願いしに来るということが
何度もあった。
 
 
 
JoBridge飯田橋は、就労移行支援事業所である。
目的は「就労につくこと」である。
 
  
 
しかし大学生と接する中で、彼ら・彼女らの中では、
就職よりもどうやって卒業するか?卒業したら何をするのか?
という自分の人生をどう生きていくのかと言う問いが大きい。
 
 
 
その選択肢の中で、「就職」がある。
バイト経験もある方々なので、「働いて賃金をもらう」ことに
関しては、理解をしている。
 
 
 
しかし、真に「働く」ということに関しては、
まったくと言ってよいほど理解をしていない。
それは、講義で教えたところで、得られるものでもない。
 
 
 
職場体験実習を通して、朝、出社して挨拶をみんなにする
ところから始まり、感謝の念を持って業務を行い、
報連相をしっかりとおこない、挨拶をして帰宅する。
 
 
 
といういわば、ルーティンワークを継続していくことで、
時間だけが過ぎ去ってしまうことにもなりかねない。
 
 
 
その繰り返しの毎日を「なんのため」に働くのか?
が見いだせないと、環境に対して不平不満を言い、
観念的な理想論ばかり追い求めていしまう現実離れした人になる。
 
 
 
私は、思う。
働くという意味は、もう、中学生の時くらいから
親が教えていかなければならないと思う。
 
 
 
学業は、ある程度決められたルールにのっとり
自分の意思・目的・目標がなくても卒業というゴールに
たどり着く。
 
 
 
「何のため」ということがわからなくても、
「どうして働かないといけないのか?」ということ
を考えてほしい。
 
 
 
今は、家族がいて、家があり、食事も出てくる。
しかし、一人になったら、今まで無償で与えられてきたものが
なくなり、自分の力で考え行動していかなくてはならない。
 
 
 
就職が思うように決まらなくてもよい。
その時こそ、自分がどう生きたいのかを考えそのための
ツールとして働くことも考えてみてはどうだろうか。
 
 
 
就職するとは、アルバイトとは違う。
何十年も同じことを同じ人たちと同じ組織で行うことである。
賃金という対価を得ながら、社会に対して責任を持つのである。
 
 
 
闇雲に、就職するのではなく。
周りに流されること周りと比較することなく。
自分のために考え選んでほしい。


動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
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